はじめに
「理系数学 入試の核心 標準編」は、理系大学入試に向けた基礎から標準レベルの問題を収録した問題集です。
大学受験における数学対策として、基礎力の養成と標準問題の理解を深めるための重要な一冊です。特に、難関大学を目指す受験生にとっては、まずこの「標準編」でしっかりと基礎力を固め、次に「難関編」で応用力を伸ばすという二段階の学習が効果的です。
この記事を読むべき人
・網羅的な参考書が好きな人
・基礎問題は解ける気がするけど、ちょっと発展もやりたい
・難関大学志望の人
本記事では、この参考書の特徴や難易度、どのように活用すればよいか、さらに注意点について解説します。
タイトル |
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レベル | ★★★★⭐︎⭐︎☆☆☆☆(5〜6:MARCH入試標準レベル) |
著者 | Z会編集部 |
ページ数 | 296頁 |
出版社 | Z会 |
価格 | 1,100円(税込) |
購入先 | Amazon、書店など |
「理系数学 入試の核心 標準編」の特徴
「理系数学 入試の核心 標準編」は、特に受験数学において標準レベルの問題を徹底的に網羅している問題集です。単なる計算力だけでなく、数学的な思考力や問題を論理的に解決する力を鍛えることができる構成になっています。(標準とはいえ、基礎も怪しい方には難しく感じます。)
入試の標準って意外とむずかしい、、、!
1.幅広い問題収録
問題は基礎的なものから標準レベルまで、幅広く収録されており、各単元ごとの代表的な問題を効率よく学習できます。
2.丁寧な解説
解説が非常に丁寧で、ただ答えを導くだけでなく、解法のプロセスや考え方を理解しやすくなっています。青チャートよりもしっかり解説が書いてありますが、より解説がしっかり書いてある他の参考書も存在します。
(↓少し解説が簡潔で、むずかしい)
「青チャート」は、受験生の間で絶大な人気を誇る数学の参考書シリーズです。正式名称は「チャート式 基礎からの数学1+A」ですが、その表紙の色から「青チャート」として親しまれています。青チャートは、受験に必要な問題を網羅的に扱っていることで知られ、基礎から応用までの問題が一冊にまとめられている点が大きな...
(↓問題はゲキムズだけで、解説のおかげで絶対成長できる(初学者注意))
「ハイレベル理系数学の完全攻略」は、難関大学の理系数学対策に特化した参考書です。 数学の基礎がある程度固まっている受験生や、理系大学の入試問題に対応した高度な問題を解きたい学習者に向けて書かれており、演習を通じて応用力と問題解決力を養うための1冊です。 特に、理系の難関大学(旧帝大や早慶、国...
3.標準的な入試問題に対応
理系の入試で頻出するレベルの問題が多く含まれているため、基礎力を養うとともに、標準問題を確実に解ける力を身に付けることができます。
難易度:十段階評価で5〜6
「理系数学 入試の核心 標準編」の難易度は、十段階評価で5〜6と考えられます。これは、基礎から標準レベルの問題が中心であり、難関大学入試に必要な基礎力と標準レベルの問題解決力を磨くのに適しています。(でも多分最初は難しく感じるものです)
- 5の理由:基礎的な問題も含まれており、まずは数学の基礎をしっかり固めたい人でも取り組みやすい内容です。
- 6の理由:標準問題が多く、難関大学の試験で頻出する標準的な応用問題に対応できる力をつけることができるためです。
どんな人におすすめか?
1. 基礎力をしっかり固めたい受験生
この参考書は、基礎問題から取り組むことで、基礎力を徹底的に強化できる内容となっています。数学に苦手意識がある受験生でも、解説が丁寧なため、独学でも進めやすい構成です。
2. 標準レベルの問題に強くなりたい受験生
理系の大学入試では、標準レベルの問題を確実に解けることが重要です。難関大学の入試でも、基礎的な問題を落とさないことが合否に大きく関わります。この「標準編」は、そのための標準的な問題対策として最適です。
いかに取るか、よりもいかに落とさないかが案外大事なので大学入試ですね
3.一冊で一通り網羅したい人
理系数学の参考書では、1A、2B、3Cでそれぞれ参考書が分かれていたり、複数冊を行き来して、問題演習することも稀ではありません。
しかし、この一冊は「標準編」「難関大編」という分かれ方をしていて、一冊で1A〜3Cを網羅することができます。
進め方と効果的な活用法
1. 基礎から順に解いていく
まずは、各章の基礎的な問題から取り組むことが重要です。最初に基本を理解し、次に標準的な問題に取り組むことで、問題を解くプロセスをしっかり身につけることができます。
2. 問題ごとの解説をしっかり読み込む
解説が非常に丁寧に書かれているため、問題を解くだけでなく、解説を読み込むことが理解を深めるポイントです。なぜその解法が選ばれたのか、どうしてその計算が必要なのかを考えながら進めていきましょう。
同じ参考書を解いているのに、成績に差が出てきてしまう人たちのほとんどが、ここをおろそかにしています!
3. 繰り返し解くことがカギ
1度解けた問題も、時間を置いてからもう一度解くことで、解法が定着しやすくなります。
特に、苦手な分野や間違えた問題は、複数回繰り返し解くことで確実に力をつけていくことができます。
注意点
1. 解答を見ずに考え抜く時間を大切にする
問題に取り組む際は、すぐに解答を見ずに、自分で考える時間を大切にしましょう。自分で問題を解決する力を養うためには、時間がかかっても、まずは自力で挑戦することが重要です。
しかし、基礎問題などでつまづいている場合は、自分の中の「武器」が少ないので、すぐに回答を見て、スポンジのように吸収しましょう!
2. 難易度に応じた進め方を調整する
「標準編」の問題は、基礎から標準レベルまで幅広くカバーしていますが、最初のうちは簡単な問題からスタートし、少しずつ難易度を上げていくのが効率的です。無理をせず、自分のペースで進めましょう。
3. 時間を意識して解く
標準問題は、実際の入試で出題されることが多いため、問題に慣れてきたら制限時間を設けて解く練習も取り入れると効果的です。時間内に解き終える力を養うことで、本番でのパフォーマンス向上に繋がります。
Cocoオンライン自習室の活用
Cocoオンライン自習室では、受験生が一人で悩まず、同じ目標を持った仲間や、京大生などトップレベルの先輩たちからサポートを受けることができます。
「理系数学 入試の核心 標準編」を使った勉強中にわからないところがあれば、リアルタイムで質問できるので、スムーズに学習を進められます。効率的に勉強を進めたい方は、ぜひCocoオンライン自習室を活用してみてください!
まとめ
「理系数学 入試の核心 標準編」は、基礎から標準レベルの問題に強くなりたい受験生に最適な問題集です。
丁寧な解説と豊富な演習問題を活用し、基礎力をしっかりと固めながら、標準レベルの問題にも対応できる力を養っていきましょう。計画的に取り組むことで、合格への一歩を確実に進めることができます。
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